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2016追記
2017-01-09-Mon

昨日の記事を投稿してから、そういえば期待したい新しめのバンドもいるわと思い直したのでもう一丁。


SEMENTOS / 街風 E.P. / SEMENTOS E.P.
曲の良さ、パッション、テクニック、3拍子揃っている。こういうキンタマ熱唱系バンドは大好物です。



sleepless / Complicated
大合唱系ジャパニーズ・エモ。やっぱりギター2人いるといいよなあ。



TURNCOAT / DEEP BLUE
もう2年近く前の作品だけど。渋いのに絶妙にポップで良いですね。ギターのオブリも格好いい。



THE LOCAL ART / カゲオクリ
懐かしキンタマボイス。Deep Elmのエモダイアリーにも参加したりで、ライブハウスを満員にさせていたあの頃。LOST IN TIMEの次にはローカルアートが来るだろうなと感じさせたあの頃。やっぱり格好いいね。



AND NO MORE / 群青
ベストキンタマイスターといえばこの人。いい声だわ。キンタマ過ぎてシールド抜ける。そこがいいわ。


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2017.01.09    [ Myカテゴリ:雑感 ]

2016年、ついにCDを買わなかった。
2017-01-07-Sat

あけましておめでとう。昨年は文字通り忙殺された1年だった。ただ徐々にではあるが仕事にも慣れ、力の抜きどころも知り、何とか年を越すことができた。少しの余裕ができたところで、音楽聴取記録を残していこう。
さて今年はついにCDを買わなかった。1枚もだ。CD屋に行く暇はないし、音楽雑誌も読まないし、音楽系の情報サイトも見なくなったし、ラジオも聞かなくなった。ただただApple Musicを聴いていただけだ。何と無気力。何と最先端。世間では時代の反動としてレコードやカセットでのリリースも相次いでいるようだが、そんな人達から怒られるような聴き方しかしてこなかった。すまん。誰に対してかは知らんが、すまん。



FUGAZI / 13SONGS
AMERICAN HARDCOREが総論だとすれば、各論としてA Band In DCがあり、そしてSALAD DAYSときたわけだ。ようやく最終日に新宿へ見に行けたのでFUGAZI熱再燃。レボリューション・サマーというムーブメントはアパルトヘイトへの抵抗だと思っていたのだが、実際のところは「クスリやめろや」というコミュニティ内部へ向けられたメッセージが発端だったということを新たに認識することができた。そして改めて思う。DCのバンド、アートワークがシビレル。



日食なつこ / 逆光で見えない
仕事からの帰り道によく聴いた一枚。ピアノっていいよね。声もいい。
出身地もいい。平賀さち枝とともに応援したい。



寺尾紗穂 / 楕円の夢
ピアノって良いよね第二弾。タテさん系の超音波ボイス。最高です。
清志郎をサケロックとカバーした曲もすごく良かったな。



ベートルズ / わたしの7+7
コケッシーズ、ピジョンズ、ストロベリー・フラワーの渡辺さん。
寺尾さんとは対極の、実に日常的で素朴な歌声。これまた最高。





竹原ピストル / よーそこの若いのe.p. / youth
メジャーに返り咲いてから色んな所で目にできて、嬉しい限り。
シンプルなカントリー調のこの2曲が特にいいと思った。



Stay Ahead Of The Weather / We Better Get Goin' If We're Gonna - EP
色々やってるinto it, over it.のヒゲの人。ナイスエモ。



symarip / skinhead moonstomp
夏によく聴いたスキンヘッドレゲエ。胸ポケットに突っ込んだiPhoneのスピーカーから、スッカスカの音で聴くのがよかった。




こうして見てみるとよく分かるけど、やっぱり全然広がりがない。相変わらずのラインナップという感じ。新しいものも聴いてはみるけど反応しないんだからもう仕方ない。最近のバンドはニッチな方向へ、袋小路の方向へ向かっているけど、もっと普遍性をもった曲をキンタマで熱唱しようや。
そもそもこのご時世、バンドそのものの人気がないことは肌で実感している。学生に尋ねてもバンドなんか聴いてないもの。音楽を聴いてないもの。俺も他人のこと言えないんだけど。でも中学生といえばCDラジカセを買ってもらって、狂ったようにCDを買い漁る種族だと思いこんできただけに、時代は変わり様に愕然としてしまう。若いバンドが出てこないわけだわ。自分に合うバンドを見つけるのも一苦労な時代よ。だからやっぱり自分で作らないとな。安物のストラトもどきも買ったし、これでジョワーンとした曲を作ろう。

2月にはclimb the mindの新譜が出るというから、今のところそれだけが楽しみ。


2017.01.07    [ Myカテゴリ:雑感 ]

何が何やら
2016-05-04-Wed

4月下旬。いきなり電話が来て、面接して、そして臨時採用となった。
これまでは「勝手にフレックスタイム制」といえば聞こえは良いが、毎日遅刻しても全然構わない職場だったので、好きな時間に起き、好きな時間に働き、テキトーに残業する日々だった。好きなときに有給を取れるし、給料が少ないことを除けば超ホワイト企業といえたのかもしれない。しかし新しい職場はカッチリ時間管理され、遅刻厳禁、サービス残業当たり前、休日も仕事で潰れまくりで、とてもじゃないが疲労が半端ない。世の中のサラリーマンてこんな生活してたのかよ。とんでもねえな。これ死ぬぜ。もちろんまだ慣れないことで思い切り気を張っているし、力の抜きどころもわからないからゴリゴリに仕事しているせいなんだろうけど。それにしても展開が急すぎて何が何やら。前年のベストCDを発表しようと思っていたらこんなことになり、それどころでなくなってしまった。おいおい今年中には前年の総括ができればと考えている。

とりあえず最近聴いているものをいくつか。


森智義BAND / 第一音源集
やっぱりバンドが良いよ。ギターを歪ませて叫ぶのがいいよ。


RAMONES / My Back Pages
ディランのカバー、最高だね。こんな歪みを聴いていると心が熱くなるのよ。


Weezer / California Kids
Weezerの新作。Weezerまだイケるやん!
2016.05.04    [ Myカテゴリ:雑感 ]

2015年、怒りの総括
2016-04-11-Mon

明けましておめでとう。春を迎え、陽射しは暖かく、ようやく気力が湧いてきた。
今更ながらに昨年を振り返れば、相変わらず上手く行かないことばかりで、さらに精神をすり減らした1年だったように思う。またすり減ることを恐れるあまり色んなものから目を逸し、何も見ない、何も感じない、何も考えない、そんな態度や方法をますます強めた一年だったといえるかもしれない。
一方的な自己承認欲求や自己顕示欲は他人にとって迷惑だし、自慢話やオヤジの武勇伝なんて当然聴きたくはない。でも他人から認められ必要とされることで「よっしゃ頑張ろう、明日も行きてやろう」と思えるよね。
とりわけ自分が所属している集団や、取り巻く環境から認められることで、有用感や自尊感情や自己肯定感が生まれてくる。認められたくて努力する→努力が集団に良い成果をもたらし、集団のレベルが上がる→その貢献度ををしっかり評価され、認められる→認められて自信を深める→意欲は高まり、さらに集団への貢献のため努力を重ねる。これが理想的な好循環だ。俺が評価されず認められないのは努力が足りないのだろうか。それとも根本的に努力の方向性を間違えているのだろうか。繰り返し面接で落とされまくれば、さすがに自信もなくなってくるし、自分がまるで無価値なものに思えてくる。俺が重ねてきた時間や経験はそんなに間違ったものだったのだろうか。もちろんそれを俺個人がどう意味づけ、価値づけるかは俺次第だ。世間から見れば無価値な経験かもしれないが、俺自身は財産だと考えている。それがなかなか次の仕事から評価されないところがもどかしいところだ。やり直しのきかない社会、一度チャレンジ失敗したら人生終わりか。俺も言うぞ!日本死ね!ゴミみたいなオッサンだけど活躍させてくれや。

というわけで怒りに任せて2015年を総括しよう。今年はサブスクリプションが本格スタートした。どんなもんかと俺も夏からApple Musicに登録している。結果から言うと、満足している。日本のメジャー系は少ないが、洋楽でいえばオルタナはもちろん、emoやDischordまで網羅してあって非常にお得感がある。これまでCDを購入・レンタルするのに月1000円は使っていたから、音楽の購入金額自体は変わらない。それでいて無限に増殖するCDラックを手に入れたと同然だから使わない手はない。聴いてみたかった音楽を、実に気軽に、しかもしっかりフルアルバムの形で聴ける。ああなんて夢のような話。とか褒めすぎるとマワシもんみたいだからもうやめる。では行ってみよう。

1.eastern youth「ボトムオブザワールド」




街の底のレビューや、極東最前線ライブレポートでも書いたので詳細はそちらに譲るが、単純に一番好きなバンドの新譜を聴けることができて本当に嬉しい。二宮さん脱退は残念極まりないが、これからのイースタンには村岡さんによって吹き込まれる新風を期待したい。ライブでは旧曲をやってくれるようになったし、ここから原点回帰で孤立無援~旅路あたりのような曲を作ってくれるとおじさん嬉しい。まあ吉野さんはそんな声など無視するんだろうけど。笑


2.Audioslave「Audioslave」




レイジは好きでどのアルバムも繰り返し聴いてきた。しかしトム・モレロのリフにはザックのラップこそが合うのだと、聴かず嫌いでここまでやってきた。伝説のクソフェスとして名高いウドーミュージックフェスをドタキャンしたことも聴かず嫌いに拍車をかけた。サウンドガーデンにも思い入れはなかった。しかしApple Musicで何気なく聴いて衝撃が走った。ああ俺は今まで何をしていたのだ。やっぱ最高。トムのリフ最ッ高。ボーカルはあまり聴いてない。ギターしか聴いていない。それだけで最高。それこそが最高。酔って爆音で聴くとほんと最高。


3.ザ・クロマニヨンズ「JUNGLE9」



相変わらずのクロマニヨンズ節。4曲目「這う」には妙な引力があるね。グイグイだね。


4.真心ブラザーズ「Pack To The Future」




真心によるカバーアルバム。最高だったのは川村ゆうこの「風になりたい」。作詞作曲は吉田拓郎で、拓郎が色んな人に提供した楽曲のなかでも隠れた名曲として知られていた曲だ。とか言って俺は知らなかったんだけど。なるほど提供曲までは聴いてこなかったなとネットで調べてみたら、いい曲をたくさん見つけることができた。どれもしっかり拓郎節があって嬉しくなる。


桜井久美「おはよう」



キャンディーズ「あなたのイエスタデイ」



5.ookubofactory「ホームワーク」




ゲラーズのBa.大久保氏を中心にネハンベースのメンバーなどが集まっている模様。バンドの存在は全然知らんかったのだが、待合室という曲が面白くてハマってしまった。FUGAZIのWAITING ROOMを下敷きにして、butchersやtoddleのような味付けを施し、ポップなオルタナに仕上げている。WAITING ROOMというチョイスは安直にも思えるけど、そこを日本語の歌ものに落とし込んだところがいいなあと思った。俺もこんなことがやりたいと思った。MVも楽しいね。


とりあえず長くなりそうなんで今回はここまで。
続きはまた後日。
2016.04.11    [ Myカテゴリ:雑感 ]

eastern youth 極東最前線~ドキュメント街の底~
2015-12-11-Fri

極東最前線~ドキュメント街の底~

二宮氏が脱退して早や半年。思っていたよりもあっさりとイースタンユースが帰ってきた。しかも新メンバーはex-手水の村岡ゆかさん。まさかの女性である。これまでの(思想的にというより、物理的に)スキンヘッズなフロント2人という絵面。そしてあの歌の世界観。パブリックイメージを覆す大胆な人選であり、しかも岡山と東京の遠距離バンドとなったイースタンユース。一体どうなってしまうのか、否が応にもハードルは上がる。何よりあのベースラインは保たれているのか、フレッテッドでどんな変化が起きているのか、期待と不安を胸に会場へ向かう。

クアトロ前でカッパのH氏と合流。物販前のドリンクカウンターでビールをオーダーし、会場にイン。ちょうどコーパスの演奏が始まったところだった。ギター2人にドラム2人。ZERO、名越、大地、境、各氏。録音鬼とrock'n'rollは持っているが、気づいたときには活動を休止していたコーパスなので、ライブを見るのは初めてだ。ジョワンジョワンでギョインギョインな音の渦。ジャンクなリフに心は燃え立つ。するといきなり何か聴いたことがあるようなフレーズ、からの「月影」!大地氏、名越氏がイースタンを演奏している感動、というか変な感じ。イースタンや観客へのサービスだろうし、自分たちで無邪気に楽しんでいる感もある。対バン相手の目の前でカバー披露という珍しいシチュエーションに、ほほうなるほどな、という感じで拝見させてもらった。その後のオリジナル曲はさすがの爆音リフ・ミュージックで、心の奥底に潜んでいた俺の暴力衝動を引っ張りだして、ぼうぼうに燃やしてくれるような演奏だった。「COBRA」ウオオオ!最後はZERO氏がドラムにダイブし、ドシャメシャになったところで、一人クールに名越氏が「7月」のイントロを弾いて終わった。なんという神々しさよ…。





カッパのH氏とゲスい話でひとしきり盛り上がった頃、ついにイースタンが登場。二宮氏がいた場所には、黄色いTシャツにオーバーオール、多め長めの毛髪をなびかせて村岡さんが立っている。まず第一の感想は「華がある!」。おじさん2人の空気を凌駕する村岡さんの華よ!いや、おじさん2人だからこそのコントラストか。二宮さんのいぶし銀のオヤジ臭も素晴らしかったが、村岡さんの控えめなのにやたらとデカイ存在感がとても新鮮。とても良い。そして1曲目の「コンクリートの川」が始まってすぐにわかった。村岡さん、とても上手い。手数の多い二宮さんのベースラインを、ほぼ完コピしている。初っ端はベースの音がデカかったこともあってはっきりとベースが聴こえたのだが、その上手さにまずは安心し、そしてアガる。スティングレイだがスターリンだかわからんかったが、固めの音はスッキリと聴きやすい。吉野さんもリラックスムード。イースタンの活動を再開できたこと、お客さんもたくさん入ったこと、そしておそらくは吉野さん自身もまだ慣れないことからくる新鮮な喜びだろうか。おじいちゃん嬉しそう。村岡さんはイースタンの大ファンであり、これまでもライブ会場で観客としての姿を目にすることはあった。メンバーとなってまだ日が浅いからだろうか、ライブ中にチラチラと横目で、なお且つウットリとした視線で吉野さんを見つめる場面が多く見受けられた(笑)。メンバーを信頼しているとか、学生時代からの仲間で組んだバンドだから仲良しだとか、ソングライターとして好きだとか、その類の「好き」はよくあることだが、まるで女子高生がアイドルを見つめる視線のようで、実に微笑ましかった。村岡さんには是非ともこの「ただのファン」の目線を忘れずにいてほしい。それから村岡さんが加入したことの最大の功績といえば、過去の名曲たちを再生してくれたことに他ならない。二宮さん脱退により、再現不可能な古い曲たちはセットリストから消え去るのではないか。そんな不安を抱いていた。しかし、それは杞憂だった。「口笛、夜更けに響く」から3曲ってなんだよ!逆に増えてるよ!「滾らせ、生き抜け」のイントロで変な声が出たよ…。「たとえば僕が死んだら」も初めて生で聴いたよ…。森田童子からクレームが来たとかで、もう絶対に演ってくれないんだろうなと諦めていた曲だっただけに、感動とか泣いたとかじゃなく、呆然とした。「細やかな願い」も村岡さんがあの8部音符で埋められたラインをきっちり弾いてくれて、おじさん嬉しかったなあ。
そんな感じでやはり今回は村岡さんに注目しながらの極東最前線だった。バンド存続の最大の危機を、村岡さんという救世主を得て、見事に脱出してみせたイースタン。9回ウラ2アウト3ボール2ストライクからの特大満塁ホームランである。そうなると今度は村岡さんが参加してのアルバムが楽しみになってくる。2016年はそれに期待だ!
あとはやっぱり名越氏のギターがイカしてたので、吉村さんとの共作「タイムマシーン」や、プロデューサーとして関わった「kocorono」を聞き返したり、インタビューを読み返したりしたのだが、最もパンチがあったのは


長渕に正拳突きされている姿だった。




2015/12/05 (土)
渋谷CLUB QUATTRO
極東最前線~ドキュメント街の底~
eastern youth
Guest: Co/SS/gZ <コーパス・グラインダーズ>

【セットリスト】

コンクリートの川
街はふるさと
街の底
夜明けの歌
イッテコイ カエッテコイ
道をつなぐ
グッドバイ
浮き雲
滾らせ、生き抜け
青すぎる空
細やかな願い
たとえば僕が死んだら
Don Quijote

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en.1 テレビ塔
----------------------
en.2 砂塵の彼方へ
2015.12.11    [ Myカテゴリ:eastern youth ]

やったるわい
2015-11-24-Tue

ライブ。
2年半ぶりだろうと、7年ぶりだろうと、まるで昨日の続きのようで、いつもの隣人に出会うようだ。
それらを過去として対象化できていないのかもしれない。
俺はバンドマンとしての俺こそが俺であると認識しているのだろう。
長い間に指先に染みこんだ手癖だからか、はたまた成長していないからか。
いずれにせよ思い出すという感じではない。
やはり忘れていなかったのだ。

-------------------

芥川賞作家となった又吉。
かねてからイースタンを聴いていることは知っていたが、
その部屋に飾られたレコジャケを見て、思わず変な声が出た。

・bloodthirsty butchers 「kocorono」
・よしだたくろう 「元気です」
・Neil Young 「After the gold rush」
・FUGAZI 「first demo」

待ってくれ。俺の趣味と寸分違わない。完全一致だ。
これはつまり俺の作る楽曲が又吉の琴線に強烈に響くことを意味し、
又吉によって激賞された俺のCDは200万枚売れるということに他ならない。

夢があるわね。
2015.11.24    [ Myカテゴリ:雑感 ]

eastern youth / 街の底
2015-02-11-Wed

二宮氏の脱退で世間に(とりわけ私に!)大きな衝撃を与えているeastern youth。
「eastern youthでできることは全てやりきった」とのことだが、バンドの音楽的限界というよりも、生業としてのバンド活動の限界だろうか。
新曲「街の底」からも明らかなように、今回はラップ、いやトーキングブルース、いやポエトリーリーデイング、いや説教節、いや酒場のオヤジのクダマキ、とも思える新たな試みが見て取れる。楽曲自体は確かにこれまでのイースタンの延長線上にあるものだが、震災以降自分だけの表現方法を深める吉野氏の言葉と、それを効果的に叩きつける方法を新たに獲得したことは、彼らの音楽的限界を否定するものである。

今作よりCDはメジャーではなく裸足の音楽社からのリリースとなっている。
つまりそれは固定給の喪失を意味し、インタビューでも吉野氏が言及するように生活上の問題に直面することとなる。生活が成り立たなければ当然音楽どころではない。欲求には階層があり、その第一段階は生理的、第二段階は安全である。温かい衣服、空腹を満たす食料、雨風を凌げる家、そして自分だけでなく家族全員分のそれを一家の主は用意しなければならない。それなら「音楽なんかどうでもいいから稼げる仕事で家族を養って下さい」と心から思う。夢を追いかけ、ロックバンドを継続させることこそ素晴らしく、挫折し現実に生きることが卑しく下らないなど1ミリも思わない。現実の生活を前にすれば、夢や理想など屁みたいなもんだ。現実に生き、生活の基盤が成立して初めて人には夢を見る余裕が出てくる。
震災の惨状を前に、数多くのミュージシャンたちが己の芸術の無力さに歯噛みした、などとほざいたが、そんなの当たり前じゃねえか。何を勘違いしてたんだ。音楽は所詮娯楽だ。
しかし現実生活の基盤を得たとき、音楽を必要とする人にとって、それは人生を何よりも力強く励まし、どんな宗教よりも優しく寄り添い、無限の力と価値を発揮できるのだ。そうやって俺も時給1000円で生活を築いたうえで、学費を捻出し、イースタンの音楽を購入し、享受し、自分という人間を練り上げてきた。そのためにはまず安定した生活こそが第一だ。

もちろん二宮氏が脱退するということは、これまでのオリジナルのベースライン、あのフレットレスの音色がライブから消えてしまうことであり、もしかしたら新ベーシストが再現不可能な楽曲はライブのセットリストから外される可能性も孕んでいる。それが現実になるならこれ以上悲しいことはない。だって俺はあの軽快過ぎる指さばきに何度も震え、ビートに感情を沸かされ、言葉に出来ない高揚を受け取ってきたのだ。
しかし二宮氏が人生から音楽を失わないためにも、また二宮氏が作り出す音楽を我々が失わないためにも、ここは是非とも生活に専念していただいて、その後でトンカツなり何なりの新たな活動を期待したいと思っている。

そんなわけでこの「街の底」、言うまでもなく最高である。
何故かは知らんがクリスマスソング風な鈴の音イントロ、一転そこからの爆音、吐き捨てられるように連続する言葉、労働者階級からの視点、新自由主義的市場原理と自己責任への帰結に対する憤り。階層は固定化され、下層(ボトムオブザワールド)は搾れるだけ搾られる。皮肉なことだが、社会が傾けば傾くほど、怒りを根源とする吉野氏の表現は輝きと価値を増すように思う。



eastern youth / 街の底
2015.02.11    [ Myカテゴリ:eastern youth ]

2014の総括と今年もよろしく的なアレ
2015-02-07-Sat

明けましておめでとう、今年もよろしく。
気づけば丸一年。つまり俺の心の安息は2月にのみ訪れるということで、
ようやく似非大学生としての単位を(多分)取り終えて、長きに渡る闘いも一段落というところ。
終わらない自分探し、搾取され続ける底辺の生活(ボトムオブザワールド!)。
ようやくそこから脱出するための踏み台を手に入れた。
そして飽くまでそれは踏み台であって、決してゴールではない。
本当の勝負はこれからだが、今は一時の安息を求めたい。

というわけで昨年の音楽聴取活動を総括。
毎年毎年CDを買わなくなった、と言っている気がするが、2014年もやはりそうだった。
時代だから、感性が鈍った、若者の作る音楽がつまらない、家が狭い、金が無い。
理由はいくつか見当たるが、やはり年々興味の幅が狭まっているのは確かだ。
それは良く言えば、好きなものが明確になってきているということでもある。
自分好みのバンド、例えば日本語で、歌詞はナイーブで、耳馴染みはいいけど独特の「節」があって
いい具合に渋いストレートな声で、速い8ビート主体の、ということになるのだけど
そんな新しいバンドは出てきているのだろうか。
毎日10時間近くエフエムトーキョーを聞いても出会うことはなかったなあ。
1日2杯の酒を飲み、肴は特にこだわらない俺の趣味は時代遅れなのかもしれない。
そりゃそうだ、15年ほどその趣味は固定されたままだからな。
そうなるとやはりイースタン、ブッチャーズ、ヒロトとマーシー、という話になってしまうんだけど
できれば新しい世代からもこんな誠実なバンドが出てこないものかと待っている。
私の探し方が悪いのだろうか。なかなか出会えない。もっと人間力で歌ってくれる人はいないもんか。
というわけでいくつかピックアップ。(順番はおおむね時系列)


1. CARD / sunn
ブッチャーズのカバーアルバム第一弾。これ以外にもclimb the mindやPerfect Lifeなど良かったし、
LOSTAGEのJACK NICOLSONもグッときた。でも一番聴いたのはCARD。これはアレンジの軽さと声が良かった。
インディロック特有の「良くも悪くもいい加減」な感じではなく、丁寧なつくり。いいね。
カバー曲の動画はなかったので、最近発売になったアルバムのトレーラーで。



2. アリス/遠くで汽笛を聞きながら
モリ君を招いてのゲス新年会。打ち上げの磯丸水産でかかったこの曲に痺れたね。




3. Their/They're/There / Their/They're/There
表記がややこしいことになっているが、マイクキンセラとIIOIのヒゲの人のバンド。
こんなキラキラしたフレーズやアルペジオを俺の曲の中でも取り入れてみたいが、如何せん技術が圧倒的に足りないね。歯を食いしばって俺はフォークソングを作ろう。




4. ザ・クロマニヨンズ / GUMBO INFERNO
「孤独の化身」が心に残った。今回は速さで押す曲が少なかった印象。




5. スパンクル / 金魚一匹
解散してしまったけど、最高に好きだった。この曲のベースラインはシンプルなんだけどグッとくるね。
でも衣裳をドレスじゃなく普通にジーンズにTシャツでやってたら、もっと売れたんじゃないかと俺は思っている…。




6. bloodthirsty butchers / 血に飢えたnon-album songs≪Independent Recordings≫
感無量です。ただそれだけです。




7. Rufus Thomas / Do The Funky Chicken
春先には試験などへのプレッシャーなどで気が狂い、頭を使った音楽は聴きたくなくなった。
その結果フィジカルで陽気なソウル、いなたいファンクなどに傾倒した。聴いてる音楽で心理分析ってできるよね。
イースタンの吉野さんも最新のインタビューで、明るいソウルが好きだって言ってたなあ。
ベーシストは誰になるのかなあ。




8. Betty Wright / Clean Up Womnan
これも上と同じ理由で。




9. OFF! / Wasted Years
CIRCLE JERKSのキース・モリス。ジジイになってもギンギンのアメリカン・ハードコア。
ただこのアルバム、1曲目はリフとキースの声で最高に燃えるんだけど、
3曲くらい聴いたらもうたくさんな気分になってしまうのがアレだな。




10. 人間椅子 / りんごの泪
リフと怨念と十五時五十四分青森発上野行急行津軽!
3:30~の三味線奏法!




11. YUEY / I MY ME MINE WHERE IS SHE
フォーク的な歌心、メロディラインの遊び、絶妙なギターソロ。ナイスセンス!
くるり的な何かではなく、このバンドはもっと素直な曲を作ったらいいんでないのかい。




12. 荒川ケンタウロス / 迷いの森
声が最高に良い。だけどアレンジがピンとこない。だからこのボーカリストに俺の作った歌を歌ってほしい。




13. 乃木坂46 / 制服のマネキン
上の荒川ケンタウロスを聞いてたらこれを思い出した。これいい曲だよね。TMネットワークみたいだね。




14. 森智義 / 東京
この青年の、特にこの映像から感じ取れる「やけっぱちの誠実さ」みたいなものに痺れるんである。
声がガスガスなとこも最高であるよ。



そんな感じで2014年を過ごしてきた。2014年だけに動画14本。
好き勝手に失礼なことばかり言ってすみませんでした。
2015年は俺もバンド活動を細々と再開させることだし、
いい曲を聴いていい刺激を受けていい曲を作りたい。
願わくばDTM環境を整えたいので、誰かお金の方をよろしくお願いします。

では股。
2015.02.07    [ Myカテゴリ:雑感 ]

Super Deluxe / Knock Out
2014-03-25-Tue

春が来ている、ようである。
断定できないのは風邪を引いているからである。
三寒四温に絆されて、隙を見せたらこれである。

寒気がして、気温20度にも達しようかという空気もまるでわからない。
鼻が詰まって、春先のあの匂いも全然しない。
しかし肌だけはそれを捉えているようで、
自転車を漕いでいると理由なく嬉しさが込み上げる。

流し込まれた電気信号を爆音に増幅させるアンプリファイヤー同様に、
音楽はあらゆる感情の増幅装置である。

これを聴いてチャリを漕ぐ!
歓喜があふれる!
うおお!


Super Deluxe / Knock Out
2014.03.25    [ Myカテゴリ:super deluxe ]

東京ローカルホンク お手紙
2014-02-21-Fri

気分が乗っているのでどんどん行こう。

まだまだ冷える日が続きはするが、日の長さや空気の匂いに春の片鱗を感じられる時候になった。
この時期になると芭蕉よろしくそぞろ神に取り憑かれ、もう居ても立ってもいられない。
何しろマイナスからプラスへと転じる、一年の中でももっとも大きなエネルギーの転換点だ。
太陽の下、そこに特化するよう歩んできたあらゆる生き物にとって、説明不要の歓喜である。

随分前にゴキブリみたいな友達と連れ立って河口湖へ車で出かけたことがあった。
集まった人間の半分以上が無職で、ゴキブリのくせに湖畔の風景を楽しんだり、
ゴキブリのくせに散る桜に春を惜しんだりもした。

車中ではエグめの猥談と、DJ運転手によるイカす音楽が提供され続けたのだが、
その中でもひときわ心に残ったのがこの曲だ。
膨張する春の空気、どこまで行っても田舎道、そんな風景に素朴な歌がとても馴染んでいたからだ。

眼前に大きく広がる世界と、それに対峙する小さな心、音楽はその二者を力強くつなげてくれる。
どんなにシケた朝でも、軽快な8ビートがあれば心は思いっきりブーストし加速するし、
通勤自転車の漕ぎ足がどんなに重くても、イヤホンからドンと音楽が流れれば瞬時にグッと力が入る。
いつだって音楽は、だらりと寝そべった俺の心をぴしゃりと一喝し、世界へ向けて押し出してくれる。

音楽のこの作用と、春が運んでくる心強さはよく似ている。
思い切り跳ぶためにはしっかりと踏みしめるだけの地面の固さが必要だが、、
あらゆる問題や困難に立ち向かうため、世界へ飛び出すための踏ん張りを強固に支えてくれるのが春だ。
急に日が差して、部屋の窓がワッと明るみ、空気が温まっていくときの、あの嬉しさ、心強さ!
春の太陽が雪を溶かし、そこから現れた黒々とした土を踏めば、俺は高く跳んで行くことができる。

"明日のことも気にせず
どこまでも歩いて行ける
すっかり晴れた空の下
どこに行ったっていいのさ"



ああ早く出会いたい!
今年もこんな春の日に。





東京ローカルホンク / お手紙

世間のヒットチャート(12月に)山下達郎が必ず食い込むように
俺の心のオリコンランキング(3月)にはこの曲が不可欠である。
2014.02.21    [ Myカテゴリ:東京ローカルホンク ]
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